井筒 昭雄
1977年、徳島県生まれ
幼少の頃、家にあったクッションを並べて竹の編み針で叩いていて音楽に目覚める。 その後ドラムを始め、初めてドラムでコピーした曲はリトル エヴァの『ロコモーション』。 少年時代には、映画『スタンドバイミー』の世界観に影響を受けオールディーズを聴き漁り これが音楽のルーツとなった。 中学生でギターに目覚め、初めてコピーした曲は『ダニー ボーイ』。 高校時代はハードロック/ヘヴィーメタルに傾倒し、ギターキッズの道へ。 この頃、曲を作り始める。
大学進学のため上京し、多様な音楽文化と触れる機会を得る。 ミーターズのグルーヴに圧倒され、筒美京平や村井邦彦の楽曲に感動、 トニーマッコウレイのメロディーに脱帽して、細野晴臣の世界観の虜になる、などなど… 当時、高円寺にあったレコード店『マニュアル オブ エラーズ』に足を入れて以降、一連のソフトロックや レイモンドスコット、スリーサンズなどジャンルに括りきれないストレンジミュージックたちに没頭する。
1999年、一人多重録音アーティスト、Fab Cushionとしてデビュー。 1/2のオープンリールテープにドラムを吹き込む所から作り、その他全ての楽器も自ら演奏する制作スタイルを完成。 スリリングなグルーヴサウンドにシタールやアナログシンセなどをふんだんに盛り込んだ個性的な楽曲は、国内外で高く評価を受ける。
それらの音源がきっかけとなり、作曲家として数々な分野の音楽に携わることとなる。 現在ではCM、映画やドラマの音楽も手掛け、その遊び心に富んだサウンドメイキングや柔軟なメロディーセンスには定評がある。
また、2009年には中路あけ美とのポップグループ "LEMO" としてmini album『Fantagenius』を自主盤にてリリース。 有り難くも、細野晴臣氏主催のイベント『デイジーホリデーSHOW』に参加させて頂いたり 武蔵野美術大学80周年記念式典のための音楽を提供したり、ライブをしたり・・・と現在活動中。
2014年にFab Cushionとしての実に13年ぶりのアルバム『BERMUDA TRIANGLE』を自主レーベル"epoch knock"より発表。これを機に活動を再始動する。
*主な作品はWorksを参照